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2021年1月25日

高度外国人材「採用した」は35.4% コロナ禍が影響、ディスコ調査

 ディスコが25日発表した「外国人留学生・高度外国人材の採用に関する調査」によると、日本の大学、大学院を出た留学生を2020年度に採用した企業は35.4%(前年度比0.6ポイント増)だったが、21年度に採用予定のある企業は39.2%(同11.4ポイント減)に減少、新型コロナウイルスの感染拡大による先行き不透明感が企業の採用意欲に影響しているとみられる。

 企業規模別にみると、採用実績では「従業員1000人以上」では54.2%に上ったのに対して、「300~999人」では33.3%、「300人未満」では27.6%だった。採用規模では「1人」が過半数の53.2%を占め、「2~3人」が30.4%と多数を占めている。

 出身地では「中国」が62.8%で圧倒的に多く、「東南アジア」が32.6%、「その他アジア」が18.6%、「韓国」が16.3%など。しかし、今後の採用予定では「東南アジア」が68.6%で最も多くなり、「中国」は54.7%、「台湾」が34.9%だった。東南アジアでも「ベトナム」が30.3%で最も多かった(複数回答)。

 一方、海外の大学・大学院を卒業した外国人の採用については、20年度に「採用した」企業は21.9%(同3.9ポイント減)、21年度の「採用予定あり」は22.8%(同4.9ポイント減)にとどまっている。

 調査は昨年12月16~25日に実施、494社から回答を得た。

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