全国求人情報協会が25日発表した12月の求人広告掲載件数(週平均・職種別合計)は81万1187件で、前年同月に比べ43.4%減となった。新型コロナウイルス感染拡大によって社会活動が強く制限されているため、約4割減の状態が続いている。
職種別でみると、「サービス」の中で「飲食店スタッフ」が同58.5%減、「調理スタッフ」は同54.0%減、「運搬・清掃・包装」は同37.5%減、最も掲載件数が多い「販売」も同47.6%減と大きな前年割れが続いている。全職種の中で唯一、「医療・福祉サービス」が同16.6%減で減少幅が小さい。
雇用形態別では、全体の7割を占めるアルバイト・パートが同44.8%減、このほか正社員が同45.8%減、契約社員が同48.7%減だった。
また、地域別では全国6ブロックすべてが同33.9%から47.3%の減少となっており、マイナス幅は徐々に小さくなってきている。
調査は、全求協が主要15社から週ごとの広告データの提供(派遣・職業紹介を除く)を受け、再集計して週平均値を算出している。