パーソル総研が19日発表した「コロナ禍とテレワークによる雇用・労働への影響」に関する総合調査によると、テレワーク時の生産性は出社時の84.1%となり、テレワークでは生産性の低下を感じているサラリーマンの多いことがわかった。
出勤時より生産性が低下したと感じた人は64.7%、生産性が同じ・上昇したと感じた人は35.2%だった。また、コロナ対策をきっかけにテレワークを始めた人の生産性が82.2%だったのに対して、コロナ以前からテレワークをしていた人は89.4%と開きがあった。
コロナ禍の影響による失業者166人に「これから仕事が見つかるか不安」を聞いたところ、51.2%が「あてはまる」、27.7%が「ややあてはまる」と回答し、合わせると80%近くに上った。また、休業者327人に休業中の補償について聞いたところ、「支払われていない」が14.7%、「給与・賃金と連動しない一時金が出た」が24.8%あり、残りは給与・賃金の30~100%の補償が出ていた。
調査は昨年11月18日~23日に実施、テレワークについては正社員2589人から回答を得た。