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2021年1月18日

第204通常国会召集、菅首相「新型コロナ対策など政策実現に全力」

 第204通常国会が18日召集された。施政方針演説で菅義偉首相は「新型コロナウイルスとの闘いの最前線に立ち、難局を乗り越えていく決意だ」と述べ、新型コロナ対策など政策実現のために各種法案成立に全力をあげる考えを示した。

 菅首相は新型コロナ対策について、「再び制約のある生活を国民にお願いせざるを得ず、大変申し訳ない」としたうえで、「緊急事態宣言によってステージ4(感染爆発)を早急に脱却し、2月下旬までにはワクチン接種を開始できるよう準備する」と強調した。

 20日から各党代表質問が始まり、25日からは予算委員会が開かれる見通し。政府・与党側は2020年度第3次補正予算案を25日から衆参両院で2日ずつ、新型コロナ対策の実効性を高めるための特別措置法の改正案を29日から審議する。2021年度の本予算案の審議入りは2月4日以降となる。

 この特別措置法改正案の審議は、入院勧告を拒む感染者への罰則を盛り込む感染症法改正案や検疫法改正案などを含めて一括上程したい考えだ。このほか、厚労省関係は、予算法案が「医療法改正案」「健康保険法改正案」「B型肝炎特別措置法改正案」の3本、予算外法案が2月下旬提出の「育介法改正案」の1本。また、審議の状況をみて「難病法・児童福祉法改正案」の提出を検討している。


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