帝国データバンクによると、新型コロナウイルスの感染拡大の長期化により、業態転換を実施済み、または検討している企業が20.3%あることがわかった。14日に発表した企業の意識調査の中で明らかになった。約8割の企業が業績にマイナスの影響を見込んでいることから、事業内容を変えて生き残りを模索する企業も増えている。
感染拡大をきっかけにした事業の業態転換について聞いたところ、「すでに転換」が4.4%、「今後、転換の可能性がある」が9.6%、「転換を検討」が6.3%あり、合わせると5社に1社の20.3%になった。「予定していない」が72.2%あった。「転換予定」と答えた企業の業種別では「飲食店」が45.2%で最も多く、「繊維・繊維製品・服飾品卸売」が35.9%で続いている。
調査は昨年12月16日~今年1月5日に実施、対象2万3688社のうち48.5%にあたる1万1479社から有効回答を得た。