厚生労働省は8日、1都3県に出した緊急事態宣言に伴い、営業時間の短縮に協力する飲食店などに対する雇用調整助成金の特例措置の拡大適用を発表した。大企業を対象に、休業の場合の助成率を従来の3分の2から5分の4に、解雇などをしない場合は同4分の3から10分の10(全額)に引き上げる。中小企業は据え置きで、1人1日あたりの上限額の1万5000円も変わらない。期限は2月末まで。
中小企業は業種によって異なるが、飲食店を含む小売業の場合は資本金5000万円以下か従業員50人以下。大企業はそれ以外と区分している。