内閣府が24日発表した2019年度国民経済計算によると、19年度の名目GDPは559.7兆円(前年度比0.5%増)と7年連続のプラスとなったが、物価上昇分を差し引いた実質GDPは同0.3%減と5年ぶりのマイナスとなった。国民1人あたり名目GDPは443.7万円(同0.7%増)で8年連続のプラスだった。
一方、国民1人あたりの名目GDP(暦年)はドル換算で4万791ドル(同2.4%増)となり、経済協力開発機構(OECD)加盟37カ国中19位となり、前年より順位が一つ上がったが、フランスとほぼ同水準。為替レートは1ドル=109.0円で、前年の110.4円より円高・ドル安となり、ドル換算額が増えたことも寄与した。
首位はルクセンブルクで、スイス、アイルランド、ノルウェーなどが続いた。米国は6位。