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2020年12月25日

コロナ禍で一進一退、11月の求人広告件数 全求協集計

n201225.png 全国求人情報協会が25日発表した11月の求人広告掲載件数(週平均・職種別合計)は86万3704件で、前年同月に比べ44.2%減となった。4月と5月の急落から一進一退を繰り返し、予断を許さない状況が続いている。

 職種別でみると、「サービス」の中で「飲食店スタッフ」が同57.9%減、「調理スタッフ」は同53.2%減、「運搬・清掃・包装」は同36.3%減、最も掲載件数が多い「販売」も同49.2%減とマイナスが続いている。全職種の中で唯一、「医療・福祉サービス」が同25.9%減で回復のスピードが早い。

 雇用形態別では、全体の7割を占めるアルバイト・パートが同43.9%減、このほか正社員が同51.2%減、契約社員が同54.0%減だった。

 また、地域別では全国6ブロックすべてが同37.2%から49.9%の減少となっており、全体的にゆっくりと改善している。

 調査は、全求協が主要15社から週ごとの広告データの提供(派遣・職業紹介を除く)を受け、再集計して週平均値を算出している。


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