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2020年12月15日

来年は86%の企業が「採用予定」 エン・ジャパンの採用調査

 エン・ジャパンが15日発表した「2021年の採用活動」実態調査によると、86%の企業が「採用予定がある」と回答し、そのうち26%が採用数を増やす予定であることがわかった。新型コロナウイルスの感染拡大で業績を落とす企業が多い中でも、人材ニーズはかなり強いことがうかがわれた。

 採用予定のある企業を業種別にみると、「マスコミ・広告・デザイン」や「金融・保険」は100%の一方、「メーカー(電気、機械、自動車)」は72%、「メーカー(化学、鉄鋼)」も81%とやや慎重な姿勢がみえる。

 採用予定のある企業のうち、採用定数については「変わらない」が45%を占めたが、「増える」が26%、「減る」が14%。「増える」業種は「金融・保険」が67%、「コンサルティング」が60%あった。

 採用する理由(複数回答)では、「予期せぬ退職・欠員に備えるため」が34%で最も多く、「2020年の人材確保が不十分だった」が29%、「年齢構成がアンバランス」と「新規事業の立ち上げ」が各23%などだった。採用予定のない企業の理由(同)は「新型コロナの状況に応じて検討するため未定」が最多の33%で、感染状況をみながら検討する企業が多かった。

 調査は2~7日に実施、同社の求人支援サイト「engage」を利用している1013社から回答を得た。

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