厚生労働省は8日、来春卒業の高校生と中学生のハローワーク経由の就職内定率を発表した。それによると、10月末時点で高校生は64.2%(19年9月末比0.2ポイント増)で、リーマン・ショック以降では最高となっている。
企業側の求人数は新型コロナウイルスの感染拡大を背景に約37万人(同20.7%減)と大きく減少、高校生の求職者数も約15万2000人(同10.1%減)と減少した結果、求人倍率は2.43倍(同0.32ポイント減)に低下。内定者数は約9万8000人(同9.9%減)と1割近く減っている。
中学生も求人数は933人(同23.7%減)、求職者数も866人(同9.2%減)と減少し、求人倍率は1.08倍(同0.20ポイント減)に下がっている。
中高生の就活は6月1日からハローワークによる求人申し込みの受け付けを開始し、高校生は10月16日以降、中学生は来年1月1日以降に内定を出すことになっている。