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2020年11月25日

賃金アップ企業、81%にダウン 厚労省の20年引き上げ調査

 厚生労働省が25日発表した2020年「賃金引上げ等の実態に関する調査」によると、1人平均賃金(所定内賃金の1人あたり平均額)を引き上げた、あるいは引き上げる企業の合計は81.5%(前年比8.7ポイント減)で、過去最高を記録した前年度から一転して大幅に減少した。新型コロナウイルスの感染拡大が背景にあるとみられる。

 平均引き上げ額も4940円(同11.7%減)で前年度の同1.5%減からさらに下げ、下げ幅も拡大した。従業員規模別では5000人以上企業が6086円(同10.4%減)となったのをはじめ、100~299人企業の4315円(同13.6%減)まですべての規模で前年を下回った。

 調査は7~8月に実施し、今回は常用労働者100人以上の1670社について集計した。


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