パーソルグループが10日発表した2020年9月連結中間決算(日本基準)によると、売上高は4657億5500万円(前年同期比2.8%減)、営業利益は138億7500万円(同31.0%減)、経常利益は153億3900万円(同24.9%減)、中間利益は76億4400万円(同51億7700万円の赤字)となり、減収減益となった。新型コロナウイルスの感染拡大による派遣需要の減少が主要因だが、前年の豪社買収による赤字からは黒字転換した。中間配当は2円減配の13円。
セグメント別売上高では、人材派遣を中心にしたスタッフィング部門は同一労働同一賃金の実施に伴う請求単価の上昇などで2602億8300万円(同4.8%増)、エンジニア派遣のプロフェッショナル・アウトソーシング部門も536億9600万円(同7.1%増)の増収となった。しかし、人材紹介などのキャリア部門が企業の中途採用意欲の低下や「an」事業終了による減収などで297億1500万円(同35.1%減)、アジア太平洋地域の人材派遣も1246億6400万円(同8.7%減)に落ち込んで足を引っ張った形だ。
通期見通しは企業の人材需要が徐々に回復していることから、...
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