厚生労働省が30日発表した2020年就労条件総合調査によると、19年度の労働者1人あたり年次有給休暇取得状況は、平均付与日数が18.0日でそのうち平均取得日数は10.1日(前年比0.7日増)、平均取得率は56.3%(同3.9ポイント増)となった。取得日数と取得率は1984年以降の最高を更新した。
勤務間インターバルの導入では、導入企業は4.2%(同0.5ポイント増)、導入予定・検討企業は15.9%(同0.6ポイント増)だった。導入企業は規模によって大きな差があり、従業員1000人以上の大企業が11.2%(同2.9ポイント増)なのに対して、300~999人の企業では7.9%(同3.5ポイント増)に下がり、規模が小さいほど導入率は低い。
調査は常用労働者30人以上の6406社を対象に1月1日時点の状況を調査、4191社(65.4%)から有効回答を得た。