パーソルキャリアとパーソル総研は28日、仕事ごとの給与水準を企業に提供する「サラリーリサーチ」サービスを今冬に始める、と発表した。今後増えると予想される「ジョブ型雇用」に対応するもの。
パーソルキャリアが運営する転職サービス「doda(デューダ)」が蓄積してきた約100万件の給与データや利用企業の統計データを基に作成。職種別や管理職など職位別に、業界ごとの給与水準を計算する。
働き方改革法の施行や新型コロナウイルスの感染拡大などにより、従来の年功賃金を中心とする日本型雇用から、職種ごとに異なるジョブ型雇用の採用に踏み切る企業が増えているものの、転職市場が未発達だったことなどから、仕事に見合う給与水準が必ずしも明確になっていない課題があった。新サービスはこうした課題に悩む企業に対して、ジョブ型雇用への移行支援ツールを提供するもの。
同日から11月20日まで、利用希望の企業を募集する。当面、1年間は無料。