ニッセイ基礎研は15日、第2回「新型コロナウイルスによる暮らしの変化に関する調査」結果を発表した。9月25~28日に実施し、全国20~69歳の男女2066人に行動変容、生活不安、今後の予測・期待などを包括的に聞いた。第1回調査の6月末当時との比較が中心になっている。
その中で、働き方(回答1438人)については、「オンライン会議や打ち合わせが増えた」人が22.4%(前回比0.6ポイント増)、「在宅勤務などのテレワークが増えた」人も16.7%(同0.2ポイント増)で前回とほぼ変わらなかったが、「勤務先への出社が増えた」人が8.8%(同3.8ポイント増)あり、徐々に出社機会が増えている様子がうかがえる。
一方、「上司や同僚とのコミュニケーションが減った」人は22.9%(同6.2ポイント減)と低下したが、「上司や同僚との会食が減った」人は34.9%(同3.7ポイント増)に増えた。労働時間については23.8%(同3.3ポイント減)が「減った」と答えたが、前回より比率は下がった。
今後の見通し(2066人)については、「生活基盤を支える職種が評価されるようになる」が48.8%(同3.7ポイント減)と最も多く、次いで「在宅勤務が増え、時間管理型から成果主義へ変わる」が38.2%(同0.6ポイント増)、「郊外の住居が増える」が38.6%(同3ポイント増)に増えるなど、働き方をめぐる環境の変化を感じ取っている人が増えていることがわかった。