ディップが１４日発表した９月のアルバイト時給は平均１１１７円で、前月比３４円（３．１％）増、前年同月比２３円（２．１％）増となった。前月比は２カ月連続のプラス。前年同月比は８月に３カ月ぶりのマイナスを記録したが、９月に再びプラスに戻った。ただ、新型コロナウイルス感染症の影響から脱却できたかどうかは不透明だ。
大職種別にみると、事務の１３２１円（前年同月比１２．８％増）、サービスの１２９５円（同７．３％増）など７職種が前年を上回ったが、専門職の１２９０円（同４．４％減）、飲食の９９７円（同３．１％減）と２職種は８月と同様に下回った。
地域別では関東が１１５９円（同０．８％増）、東海が１０４１円（同２．６％減）、関西が１２１４円（同１０．５％増）、九州が９７２円（同０．２％増）で、東海のみマイナスだった。
同社の「バイトル」に掲載された求人件数は約１３．６万件で、前月比７．３％増、前年比２９．０％減となり、前月比はプラスに転じたが、前年比は依然として大幅減が続いている。
