リクルートキャリアが９日発表した来春の大卒就職内定率は１日時点で８８．７％となり、前月比３．７ポイント増、前年同月比５．１ポイント減となった。今年は新型コロナウイルスの感染拡大で就活は出はなをくじかれ、６月時点では同１３．４ポイントも低かったものの、その後は徐々に差が縮まっている。
文理別では文系が８６．８％（同５．８ポイント減）、理系が９３．１％（同３．６ポイント減）。男女別では男子が９０．９％（同２．２ポイント減）、女子が８６．３％（同８．３ポイント減）となり、女子が出遅れている。
地域別では関東が８８．４％（同４．１ポイント減）、中部が８９．８％（同５．３ポイント減）、近畿が８８．９％（同６．６ポイント減）となっている。
調査は１～５日、「リクナビ」会員の大学生、大学院生の１３８０人から回答を得た。
１０月の内定式、４割近くが「オンラインのみ」 ディスコ調査
一方、ディスコが９日発表した企業に対する内定動向調査によると、１０月に内定式を実施した企業は７０．１％あり、前年より７．７ポイント減少した。実施形式は「オンラインのみ」が３７．６％、「リアルとオンラインを併用」が１２．２％、「リアル・会場型のみ」が５０．１％だったが、社員１０００人以上の企業では「オンラインのみ」が５３．７％と過半数に上り、感染対策に気を遣っている様子がうかがわれる。
調査は９月２８日～１０月６日に実施、１２２０社から回答を得た。
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リクルートキャリア調査（９月１０日）
