ディップが16日発表した8月のアルバイト時給は平均1083円で、前月比10円(0.9%)増、前年同月比8円(0.7%)減となった。前年同月比は3カ月ぶりのマイナスで、新型コロナウイルス感染症の影響を脱しきれずにいる。
大職種別にみると、事務が1298円(前年同月比7.5%増)、サービスが1216円(同1.3%増)、建設が1275円(同3.2%増)と上昇する一方、専門職の1128円(同16.9%減)、飲食の997円(同1.9%減)など5職種が下回った。
地域別では関東が1130円(同1.4%減)、東海が1033円(同2.6%減)、関西が1148円(同5.0%増)、九州が938円(同2.5%減)で、関西以外は7月と同様に軒並みマイナスだった。
同社の「バイトル」に掲載された求人件数は約12.7万件で、前月比3.9%減、前年比28.0%減となり、大幅減が続いている。