菅義偉内閣の新閣僚が固まった。16日夕に皇居で認証式が行われる。巨大省庁の代表格で重要ポストの厚生労働相には、厚労相経験者の田村憲久衆院議員(55歳、三重1区・当選8回)が就任する。新型コロナウイルス感染症への対応や雇用対策をはじめ、厚生と労働分野の厚労省分割案も課題のひとつとなる。
田村氏は1964年生まれ。千葉大学法経学部卒業。96年に衆院議員に初当選し、8期連続当選。2002年以降、厚生労働や文部科学の大臣政務官を務めた後、06年に総務副大臣。自民党が政権に返り咲いた2012年の第2次安倍内閣で厚労相に就任。14年9月まで1年8カ月余り務めた。