東京商工リサーチは11日、2020年3月期決算の上場企業1803社の平均年間給与を発表した。それによると、19年度は630万5000円で前年より1万5000円、0.2%増えた。11年度以来、9年連続で上昇したが、伸び率はこれまでの1%台から鈍化した。中央値は前年と同じ614万円だった。
産業別のトップは建設業の756万1000円(同1.0%増)で、4年連続。以下、不動産業の749万6000円(同1.8%増)、電気・ガス業の689.0万円(同0.04%増)と続いた。一方、最低は小売業の494万7000円(同2.3%増)だったが、9年連続で上昇している。平均1000万円の企業は33社で、前年より6社増え、過去最多となった。