ディスコが26日発表した「外国人留学生の就職活動状況」によると、7月時点の内定率は31.5%で1年前の40.6%、2年前の42.6%から低下し続けていることがわかった。国内学生の場合は同じ7月で今年が77.7%、1年前が84.0%、2年前が81.1%であることから、新型コロナウイルスの感染拡大が留学生の就職活動にも影響を及ぼしていることがうかがえる。
新型コロナの影響については「とても影響がある」が53.9%、「やや影響がある」が37.9%と9割以上が影響を感じており、具体的には「企業との出会いの機会が十分取れない」が53.6%で最も多く、「採用数の減少」の48.4%、「企業を深く知る機会の減少」の44.0%などが続いた(複数回答)。
調査は7月3~19日に実施し、「キャリタス就活2021」の登録者から343人から回答を得た。出身は中国が238人で最も多く、韓国、台湾、東南アジア諸国が続いている。