全国求人情報協会が25日発表した7月の求人広告掲載件数(週平均・職種別合計)は73万3166件で、前年同月に比べ52.0%の大幅減となった。5月を底に掲載件数は緩やかに増えているが=グラフ=、新型コロナウイルス感染拡大の影響を反転させる勢いはまだみられない。
職種別でみると、「サービス」の中で「飲食店スタッフ」が前年同月に比べ62.5%減、「調理スタッフ」は同55.8%減。「運搬・清掃・包装」が同49.0%減、最も掲載件数が多い「販売」も同53.9%減となり、依然として大幅なマイナスとなっている。
雇用形態別では、全体の7割を占めるアルバイト・パートが同51.6%減、このほか正社員が同62.0%減、契約社員が同64.1%減だった。
また、地域別では全国6ブロックすべてが同50.9%から58.6%の大幅減となっており、全域でコロナ禍の影響を脱し切れていない。
調査は、全求協が主要15社から週ごとの広告データの提供(派遣・職業紹介を除く)を受け、再集計して週平均値を算出している。