エン・ジャパンのグループ企業でグローバル人材ビジネスに特化したエンワールド・ジャパンは20日、転職活動におけるオンライン面接に関する調査を発表した。それによると、転職希望者の43%が「オンライン面接の有無が応募意向に影響する」と回答しており、"コロナ以後"はオンライン面接が定着しそうな情勢だ。
オンライン面接を重視する人は年代が下がるほど多くなり、50代が34%だったのに対して、40代は41%、30代は52%、20代は64%に達している。
その理由(複数回答)について、最も多いのは「新しい時代の変化にスピーディーに順応できる企業かどうかがわかるから」の81%。次いで、「有事の際に柔軟な対応ができるかどうか」と「応募者や面接官の安全に配慮しているかどうかがわかる」が各74%と続いた。
実際にオンライン面接を受けたかどうかについては、64%が「ある」と回答。外資系企業では69%で、日系企業の59%を10ポイント上回っている。最終面接もオンラインだった人は半数近い47%あった。
オンライン面接に賛成の理由は「日程調整しやすい」「企業訪問の時間を削減できる」「新型コロナの感染リスクの低減」などが多く、反対の理由としては「訪問しないと社内の雰囲気などがわからない」「対面でないと面接官らの人柄がわかりにくい」などが多かった。
調査は7月27~29日に実施、同社に登録する2081人から回答を得た。回答者の所蔵は日系企業が52%、外資系企業が48%。