アデコが17日発表した「テレワーク経験の有無による管理職の意識比較調査」によると、今年4月の緊急事態宣言下でテレワークを経験した管理職のうち、テレワーク経験者の67.0%が「部下とのコミュニケーションが取れた」と回答したのに対して、今回初めて経験した管理職の回答は52.7%と大きな開きのあることがわかった。
テレワークのメリットとしては「部下のワークライフバランスがとりやすい」と答えた人が経験者の54.3%、未経験者の47.0%と最多を占めたが、「業務効率が上がった」は同様に50.0%と30.0%、「部下の自律心が向上した」が30.0%と17.7%とかなりの開きがみられた。
テレワークの最適頻度としては経験者の場合、「週4日以上」が44.7%、「週2~3日ほど」が44.7%で合わせると89.3%。未経験者では同様に29.3%、43.7%の計73.0%となり、「週2日以上」が大勢を占めている。
調査は7月25~27日に実施。昨年末までにテレワーク経験のある管理職300人と、今回初めて経験した管理職300人の計600人を対象にした。