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2020年8月 7日

中小企業は1.7%増の4371円 春闘賃上げ、経団連最終集計

 経団連は7日、今春闘における中小企業の妥結結果の最終集計を発表した。それによると、従業員500人未満の382社の過重平均は4371円(前年比1.70%増)で、前年の1.89%増を下回った。

 このうち、製造業237社では4716円(同1.81%増)、非製造業145社では3844円(同1.52%増)。企業規模別では100人未満(118社)で4234円(同1.71%増)、100~300人未満(184社)で4150円(同1.62%増)、300~500人未満(80社)で4622円(同1.77%増)となった。いずれも前年の伸びを下回った。

 最も高かった業種は電気機器(12社)の5630円(同2.15%増)で、唯一の2%台の伸び。それ以外は4000円台で、紙・パルプ(11社)が4370円(同1.77%増)と前年の同1.60%増を上回ったものの、それ以外の業種は伸び率でも軒並み前年を下回った。


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