経団連が5日発表した大手企業の夏のボーナスの妥結状況(最終集計、加重平均)によると、回答した153社の平均は90万1147円(前年比2.17%減)と2年連続のマイナスとなった。新型コロナウイルスによる業績低下が背景にあるものとみられるが、6年連続で90万円の大台は維持した。
内訳は、製造業(127社)が89万3015円(同1.78%減)、非製造業(26社)が93万1919円(同2.79%減)とどちらもマイナス。最も高いのは昨年と同様に建設の146万4730円(同3.81%減)だった。19業種のうち、建設、繊維、化学など11業種でマイナスとなった。