ディスコが30日発表した来年の新卒採用に関する企業調査によると、7月上旬時点では「採用増」の15.0%に対して、「採用減」が27.6%で上回った。2月時点では各22.2%、10.7%だったことから、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、採用抑制に転じた企業が増えたことがうかがわれる。
採用方法についても、新型コロナ対策で52.7%の企業がウェブセミナーを、62.6%の企業がウェブ面接を実施するなど、採用活動のオンライン化が急速に進んだ。とりわけ、従業員1000人以上の大企業の場合、元々実施していた企業を合わせると、各86.7%、87.5%の高率に達している。
一方、2022年卒の採用については過半数の50.5%が「21年並み」としているが、「未定」も38.4%あり、今後の動向は不透明だ。
調査は1~9日に実施、全国主要企業1263社から有効回答を得た。