全国求人情報協会が22日発表した6月の求人広告掲載件数(週平均・職種別合計)は64万7208件で、前年同月に比べ58.2%の大幅減=グラフ。5月と同様の落ち込みが続いており、新型コロナウイルス感染拡大で受けた打撃を反転させる兆しがみえていない。
職種別でみると、「サービス」の中で「飲食店スタッフ」が前年同月に比べ72.7%減、「調理スタッフ」は同66.3%減。「運搬・清掃・包装」が同54.1%減、最も掲載件数が多い「販売」も同54.6%減となり、4月以降3カ月連続で全職種で大きなマイナスとなった。
雇用形態別では、全体の7割を占めるアルバイト・パートが同59.5%減、このほか正社員が同62.6%減、契約社員が同63.7%減だった。
また、地域別では全国6ブロックすべてが同58.0%から65.1%の大幅減となっており、全域でコロナ禍の影響が深刻度を増している。
調査は、全求協が主要15社から週ごとの広告データの提供(派遣・職業紹介を除く)を受け、再集計して週平均値を算出している。