労働者派遣法の2012(平成24)年改正と15(平成27)年改正の点検作業を進めている労働政策審議会労働力需給制度部会(鎌田耕一部会長)は17日、前回(6月9日)に引き続き、13の検討項目の精査を続行した=写真。この日の検討項目である「日雇い派遣原則禁止」「離職後1年以内派遣禁止」「グループ企業内派遣8割規制」「(事前面接など)特定目的行為禁止」の4つすべてで、使用者側は「緩和・撤廃」、労働者側が「維持・強化」を求めた。次回6月26日の会合で全項目に対する労使双方の見解が一巡する見通しで、これまでの議論で浮き彫りとなった課題や論点を整理する方針だ。
13の点検項目のうち、5月27日に「許可制」「初回許可の有効期間」「教育訓練・相談機会の確保」「マージン率などの情報提供」の4項目。6月9日に「派遣期間制限」「雇用安定措置」「労働契約申し込みみなし制度」の3項目。この日の4項目の精査終了で、残りは「法令違反を繰り返す派遣元の公表」「派遣先の団体交渉応諾義務」の2項目となっている。
注目度の高い「日雇い派遣原則禁止」では、使用者側が...
※こちらの記事の全文は、有料会員限定の配信とさせていただいております。有料会員への入会をご検討の方は、右上の「会員限定メールサービス(triangle)」のバナーをクリックしていただき、まずはサンプルをご請求ください。「triangle」は法人向けのサービスです。
【関連記事】
派遣法、進む12年改正と15年改正の点検・見直し
13の検討項目を急ピッチで精査、労政審(6月15日)