ディップが10日発表した5月のアルバイト時給は平均1065円で、前月比20円(1.8%減)、前年同月比11円(1.0%減)となった。前年比は45カ月ぶりのマイナスとなり、新型コロナウイルスの感染拡大の影響とみられる。
職種別にみると、教育が1467円(同6.5%増)と上昇したのをはじめ、製造・技能の1089円(同4.1%増)など、事務職、サービスの4職種がプラスとなったものの、建設の1218円(同3.0%減)、専門職の1226円(同2.8%減)など5職種が下回った。
地域別では関東が1125円(同0.4%減)、東海が1026円(同1.3%減)、関西の1098円(同1.3%増)、九州の945円(同0.1%増)となり、関東と東海がマイナスになった。同社の「バイトル」に掲載された求人件数は約10.4万件で、前月比では35.9%減、前年比も40.9%減となり、4月からさらにマイナス幅を拡大した。