ディスコは28日、来春卒業の新卒採用活動の感触に関する緊急調査結果(速報)を発表した。それによると、69.5%の企業が採用計画を「当初通り」としており、「下方修正する」の17.6%を大きく上回った。「上方修正する」は1.8%、「採用中止」は1.2%にとどまった。多くの企業が新型コロナウイルスによる業績悪化が見込まれる中、今のところは採用意欲に大きな変化はみられない。
採用環境の変化については、「売り手市場の傾向は変わらない」と「買い手市場に変化してきている」が半分ずつだが、現時点における採用活動の感触は「順調」が28.5%、「苦戦」が32.1%で、「どちらでもない」が39.4%だった。
オンラインでの採用活動(複数回答)では、「会社説明会」の63.1%、「個人面接」の61.6%が圧倒的に多く、「どちらもオンラインでは実施しない」は2割程度にとどまった。
調査は20~25日、全国の主要企業1万1572社を対象に実施、1122社から有効回答を得た。