厚生労働省が27日発表した2019年「労働災害発生状況」によると、年間の労災死者は845人で、前年より64人、7.0%減と2年連続で過去最少となった。休業4日以上の死傷災害者も12万5611人と同1718人、1.3%減で、4年ぶりの微減となった。
死者の多い業種は前年と同様に建設業の269人がトップで、製造業の141人が続いた。死傷者数ではトラック運転業が1万5382人で最も多く、小売業が1万4666人、社会福祉施設が1万45人など。
死者の事故類型では「墜落、転落」が216人で最も多く、「交通事故」の157人、「はさまれ、巻き込まれ」の104人が続いた。死傷者では「転倒」が2万9986人で最も多く、全体の4分の1を占めている。