厚生労働省が22日発表した毎月勤労統計の2019年度確報値(従業員5人以上)によると、労働者1人あたり現金給与総額は32万2837円(前年度比0.0%)となり、14年度から5年連続で増加してきたが、6年目で伸びが止まった。
うち、正社員が中心の一般労働者は42万5342円(同0.5%増)、パートタイム労働者は9万9958円(同0.2%増)。実質賃金指数(15年=100)は物価上昇率の方が高かったため、99.9(同0.6%減)のマイナスとなった。
月間実労働時間は138.8時間(同1.9%減)、年度末の常用雇用数は5102.1万人(同1.9%増)で、パートタイム比率は31.51%(同0.39ポイント増)だった。
19年(暦年)では現金給与総額が32万2612円(前年比0.3%減)と6年ぶりのマイナス。実質賃金も99.9(同0.9%減)と再びマイナスになっていた。