経団連は２１日、加盟企業の今春闘の第１回妥結状況（加重平均）を発表した。それによると、８６社の平均は７２９７円（前年比２．１７％増）となり、前年の８２４５円（同２．４３％増）に比べ、賃上げ額、賃上げ率とも昨年を下回った。
このうち、製造業は７４社で７０１９円（同２．１５％増）、非製造業は１２社で８３５０円（同２．２５％増）。業種別で最も高かったのは建設７社の１万３１５７円（同２．６３％増、従業員平均）で、自動車１８社の７６１０円（同２．２７％増）、繊維１５社の７５３２円（同２．３８％増）などが続いた。
一方、連合が同日発表した７日時点の集計（加重平均）では、回答を得た３１２３労組の平均で５６８３円（前年比１．９３％増）となり、前年同期の６２１７円（同２．１０％増）を下回っている。
このうち、労組員３００～９９９人の６２４労組では５３６９円（同１．９７％増）、１０００人以上の３８０労組で５８７１円（同１．９３％増）となっている。
