パーソルグループが15日発表した2020年3月期連結決算(日本基準)によると、売上高は9705億7200万円(前期比4.8%増)、営業利益は390億8500万円(同11.4%減)、経常利益は393億6100万円(同10.5%減)、当期純利益は76億1200万円(同68.8%減)の増収減益となった。売上高、利益とも過去最高を更新した前年から急ブレーキが掛かり、大幅な利益減となった。期末配当は1株15円とし、中間配当の15円と合わせて年間30円(同5円増)に増配する。
主力の人材派遣はアヴァンティスタッフの買収効果や事務系派遣の稼働者数の増加などで、5481億3400万円(同7.6%増)と順調に伸びた。しかし、「an」の事業終了、豪プログラムド社の豪ドル安などによって利益は大幅減となった。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響については、派遣でマーケティング領域の営業時間が短縮、紹介では企業の採用見送りなど、すでに影響は出ているが、本格化するのはこれからとみている。
このため、21年3月期の見通しは先行きへの影響が読めず...
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