厚生労働省は1日、新型コロナウイルス感染拡大への対応で中小企業を対象にした雇用調整助成金の拡充策を開始した。休業している中小企業が従業員を解雇せずに100%の休業手当を支払っていること、手当が1日上限額の8330円以上であることを満たした場合、国が全額を助成する。
また、それに該当しない場合でも、休業手当の支払率が60%を超えている場合、超える部分を全額助成する。60%を超えない部分は、従来通り最大9割を助成する。
政府が緊急事態宣言を発令した後の今月8日にさかのぼって適用する。受け付けを迅速化するため、2~6日のゴールデンウイーク中も全国のハローワークで相談・申請を受け付け、労働局助成金センターでも電話相談を受け付ける。