労働政策研究・研修機構(JILPT)は22日、2018年「日本人の就業実態に関する総合調査」を発表した。その中で、フリーランスなどの個人業務請負で働いている人は就業者全体の2.9%を占めていることがわかった。
自営業・自由業など雇われていない働き方(非雇用者)をしている人は就業者の15.5%で、このうちフリーランスなど人を雇わずに個人で業務請負をしている人は18.8%だった。全体では2.9%にあたる。
仕事の受注・獲得方法については、「発注元企業に直接登録」が44.3%で最も多く、次いで「顧客、取引先、知人の紹介」が22.6%あった。発注元への依存度を聞いたところ、「複数の特定発注元から受注」が44.3%で最も多く、「一つの発注元から」が28.3%で、両方を合わせると7割を超える。
仕事を受注する際に断ることができるかどうか聞いたところ、「対応の限界を超えた時は断ることがある」が46.2%、「条件が折り合わなければ断る」が36.8%で、「断れない」は9.4%にとどまった。
調査は18年4月、20~65歳の男女8000人を抽出して実施し、4409人から有効回答を得た(回答率55.1%)。14年に続いて3回目。