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2020年4月17日

アジアの1~3月期求人、軒並み大幅減 ジェイ エイ シー リクルートメント調査

 ジェイ エイ シー リクルートメントが17日発表した「アジア各国のホワイトカラー人材紹介市場の動向」によると、今年第1四半期(1~3月)は中国をはじめアジア各国で新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け始めていることがわかった。

 同社グループの求人状況の対前年同期比は、中国が61%減の大幅減となったのをはじめ、香港が25%減、韓国が22%減、シンガポールが15%減、タイが13%減など、軒並み減少した。中国は前期比でも53%減だった。その中でベトナムは29%増、インドネシアも28%増と前年を上回ったが、ベトナムは対前期比では23%減と落ち込んだ。

 中国の場合、武漢の封鎖解除など徐々にビジネスは正常化しており、日系企業では4月上旬時点で60~100%が事業再開しているものの、採用の再開には先行き不透明のため慎重な企業も多い。一方で、シンガポールではこうした事態をチャンスととらえ、優秀な人材、ニッチな領域で活躍できる人材の確保に努める企業も見受けられるという。

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