ディスコが6日発表した2021年3月の大卒就職内定率は、1日時点で34.7%(前年同期比8.3ポイント増)となり、前年を大きく上回っている。1カ月前の15.9%からでも18.8ポイントの急上昇をみせた。
同社によると、新型コロナウイルスの感染拡大により、合同企業説明会などの開催が大きく制限されているものの、企業側がインターンシップに参加した学生を中心に採用の前倒しを図っているためとみられる。ただ、感染の収束時期がみえないことから、それが今後の内定率にどう影響するかは不透明、としている。
調査は「キャリタス就活21」のモニター1299人から回答を得た。
マイナビが同日発表した調査でも、3月末時点の大卒内定率は20.5%(同7.8ポイント増)となり、企業の広報活動が3月解禁になった16年卒以降の最高を記録している。