人材サービス産業協議会(JHR)は31日、2019年度後期の優良派遣事業者として28社(新規4社・更新24社)の認定を発表した。一定の基準を満たす事業者を審査・認定する制度で、働く人と受け入れ企業(派遣先)の双方にとって、派遣元事業者を選択する際の判断基準のひとつとなる。有効期限は3年。今年度は16年度の事業者が更新を迎えたことから、新規審査に加えて更新事業者の審査も行われた。これで、認定事業者は合計169社となる。
認定制度は、優良な人材派遣事業者を育成し、業界全体の質的向上や労働者と受け入れ企業の適切なマッチング促進を目的とする厚生労働省の委託事業。「優良派遣事業者」は、関係法令を順守しているだけでなく、派遣社員のキャリア形成支援やより良い労働環境の確保、派遣先でのトラブル予防など、派遣社員と派遣先の双方に安心できるサービスを提供できているかについて、基準を満たした派遣事業者を「認定」する。
厚労省から委託を受けた運営受託団体のJHR(認証委員会)が体制づくりや周知・広報などを担い、審査認定機関(第三者機関・今年度は4機関)が認定基準に沿って取り組みの実施状況などを審査した。審査は提出された申請書類などをもとに、審査認定機関の複数の審査員が事業所を訪問し、現場確認や関係者へのヒアリングなどを通して基準を満たしているか判断、認定の可否を決定した。19年度は前期と後期の2回の審査を行っている。
認定事業者は、会社の名刺やホームページなどで「優良派遣事業者認定マーク」=画像=を使用できる。
19年度後期に認定を受けた優良派遣事業者は次の通り。
【新規】
株式会社ITC(静岡県)
株式会社アルトナー(大阪府)
ゼネラルエンジニアリング株式会社(東京都)
株式会社トライ・アットリソース(東京都)
【更新】
株式会社JR東日本パーソネルサービス(東京都)
MS&ADスタッフサービス株式会社(東京都)
UTエイム株式会社(東京都)
株式会社アソウ・アルファ(福岡県)
株式会社アプロ・ドットコム(大阪府)
株式会社アルファネット(東京都)
株式会社アルプスビジネスサービス(神奈川)
株式会社エス・エス産業(愛知県)
株式会社エム・ケイヒューマンネット(大阪府)
株式会社グロップ(岡山県)
株式会社グロップジョイ(岡山県)
株式会社サンキョウテクノスタッフ(愛知県)
株式会社ジェイテック(東京都)
ジャスネットコミュニケーションズ株式会社(東京都)
株式会社スタッフアイ(東京都)
スミリンビジネスサービス株式会社(東京都)
株式会社セゾンパーソナルプラス(東京都)
株式会社東海道シグマ(静岡県)
株式会社ニッソーネット(大阪府)
株式会社日本プレースメントセンター(東京都)
株式会社フォーラムジャパン(東京都)
株式会社プログレス(愛知県)
株式会社三越伊勢丹ヒューマン・ソリューションズ(東京都)
株式会社ワイズ(石川県)