エン・ジャパンが１９日発表した２月の派遣平均時給（三大都市圏、募集時）は１５８７円で、前月比０．３％増、前年同月比１．４％増の過去最高を記録し、２１カ月連続で前年を上回った。同社によると、働き方改革を受けた派遣スタッフの需要増に加え、４月に迫った同一労働同一賃金に対して大手派遣会社が交通費を時給に上乗せする案件が増加したため。
職種別では、「オフィスワーク系」の１５８３円（前年同月比１．４％増）をはじめ、「クリエイティブ系」の１８７６円（同１．５％増）、「ＩＴ系」の２２６６円（同１．３％増）など５職種で伸び、「技術系」が１８４２円（同１．７％減）、「医療・介護系」が１２９７円（同０．５％減）と２職種でダウンした。
地域別でも関東が１６５３円（同１．７％増）、東海が１３６６円（同０．７％増）、関西が１３９１円（同２．７％増）といずれも１８カ月連続のプラスだった。
しかし、三大都市圏以外では北海道が１２０６円（同１．０％減）、東北が１１８６円（同０．６％減）、北陸が１１７９円（同０．６％減）、中国・四国が１１９３円（同２．６％減）、九州・沖縄が１１９５円（同２．８％減）となり、全地域でマイナスだった。
