ディップが12日発表した2月のアルバイト時給は平均1107円で、前月と同じ、前年同月比43円(4.0%)増となった。前年比は42カ月連続の増加。
職種別では、看護・介護など専門的職業の1572円(同28.6%増)が前月と同様に伸びが大きく、建設業も1297円(同7.7%増)となるなど、9職種中8職種が前年を上回った。マイナスとなったのは、製造・技能の1081円(同3.2%減)で中国の減産などが影響しているものとみられる。
地域別では関東の1157円(同4.0%増)、東海の1082円(同3.8%増)、関西の1141円(同7.0%増)、九州の983円(同4.5%増)と、前月と同様に全地域でプラスだった。
同社の「バイトル」に掲載された求人件数約22.9万件を基に集計した。求人件数の前年比は31.0%増の高い伸びをみせているが、2月から本格化している新型コロナウイルスの影響がどう出るか、3月以降が注目される。