エン・ジャパン系のグローバル人材サービス会社「エンワールド・ジャパン」が27日発表した「新型コロナウイルスの感染対策」によると、約3割の企業が中途社員の採用活動で対策を講じており、具体的には「面接・面談のオンライン化」が6割を占めた。
調査時点で感染対策を実施している企業は26%にとどまった(外資系は27%、日系は23%)。「対策を検討中」が41%、「実施の予定はない」が34%だった。
実施している企業に具体策を聞いたところ、「採用面接・面談のオンライン化」が最多の61%にのぼり、「マスクの着用」が27%、「採用活動の一時停止」が22%、「会社説明会・採用イベントの延期」が22%などだった(複数回答)。「採用活動の一時停止」では、外資系の22%に対して、日系は5%とかなりの開きがあった。
実施している企業が対策を始めたのは1月27日の週が11社、2月3日の週が19社、10日の週が25社、17日の週が31社と日を追って増えており、「検討中」と答えた4割の企業も今後、実施に移すのは確実とみられる。
調査は20~22日に実施し、554社から回答を得た。うち外資系が65%、日系が35%。