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2020年2月21日

確報でも現金給与はマイナス 19年平均、毎勤統計

 厚生労働省が21日発表した毎月勤労統計の昨年12月確報値(従業員5人以上)によると、労働者1人あたり現金給与総額は56万4886円(前年同月比0.2%減)となり、速報値時点の前年同月比だった0.0%を下回った。この結果、確報値では8月の0.1%減以来、9~11月の3カ月間続いた増加から再びマイナスとなった。実質賃金指数(2015年=100)は174.1(同1.1%減)で、速報値と同じ3カ月連続のマイナス。9月以外、実質賃金のマイナスが毎月続いている。

 この結果、2019年の年間平均では現金給与総額が32万2612円(前年比0.3%減)となり、速報値と同様に6年ぶりのマイナス。14年から5年連続でプラスを維持してきたが、19年は息切れ状態となった。実質賃金も99.9(同0.9%減)と前年の同0.2%増から再びマイナスになった。


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