ニュース記事一覧へ

2020年2月20日

希望も不安も収入がらみが最多 連合のフリーランス調査 

 連合が20日発表した「ネット受注をするフリーランスに関する調査2020」によると、フリーランスを選んだ理由は「収入を増やしたかった」が過半数近くで最も多かったが、やはり過半数近くが「収入が不安定、低い」と不安材料を挙げていることがわかった。

 仕事の内容(複数回答)は、「データ入力」(29.8%)や「文書入力、テープ起こし」(17.7%)、「添削・校正・採点」(12.2%)など。労働日数は週平均3.7日、1日の平均労働時間は4.5時間だった。

 この働き方を選んだ理由(複数回答)では「収入を増やしたかった」が44.9%で最も多く、「自分のペースで仕事ができる」(42.0%)、「働きたい仕事内容を選べる」(22.3%)などが続いた。

 一方で、8割の人が不安を抱えており、具体的には「収入が低い、不安定」が48.2%あり、「納期などで無理な注文」(22.7%)、「報酬がきちんと支払われるかどうか」(22.1%)など(複数回答)。実際にトラブルを経験したことがある人は50.6%で、トラブル経験のない人の49.4%とほぼ同じ割合だった。

 どのような制度的保護を受けたいか聞いたところ、「特にない」が24.1%で最も多かったが、「最低報酬額」(16.5%)、「労働安全衛生法に基づく危険防止などの措置」(11.3%)などの声もあった。

 調査は1月下旬に実施、全国20歳以上のフリーランス1000人から有効回答を得た。

PAGETOP