エン・ジャパンが24日発表した昨年12月の派遣平均時給(三大都市圏、募集時)は1569円で、前月比0.8%減、前年同月比3.3%増の高い伸びとなり、19カ月連続で前年を上回った。
同社によると、時給上昇の要因はオフィスワークの急募求人増に加え、同⼀労働同⼀賃⾦への対応によるもの。予算策定などの期末対応業務の増加や、4⽉の同⼀労働同⼀賃⾦に対応するため、交通費を時給に上乗せして募集する企業が増えたためとみられる。
職種別では、「オフィスワーク系」の1573円(前年同月比2.6%増)をはじめ、「クリエイティブ系」が1865円(同3.8%増)、「IT系」が2252円(同2.2%増)、「医療・介護系」も1309円(同3.4%増)と伸びたが、「技術系」は1856円(同0.2%減)だった。
地域別では関東が1635円(同3.3%増)、東海が1361円(同0.8%増)、関西が1379円(同3.1%増)といずれもプラスだった。