厚生労働省が17日発表した大企業の昨年末の賞与額は86万8604円(前年比0.65%増、加重平均)で過去最高となった。年末ボーナスは13年から7年連続の増加。15年から3年間は83万円台で推移し、18年に3.90%増と大きく伸びたが、19年は反動で微増にとどまった。集計対象は資本金10億円、従業員1000人以上の336社。
業界別では、食料品・たばこが95万8743円(同4.28%増)で最も高く、自動車の95万3825円(同0.30%増)、窯業の94万7898円(同0.60%減)が続いた。21業種のうち、前年を上回ったのは9業種で、残る12業種は下回った。
経団連が昨年12月に発表した加盟企業150社の賞与額は95万1411円(同1.77%増)で、やはり微増ながら7年連続の増加となっている。