パソナグループが10日発表した2019年11月連結中間決算(日本基準)によると、売上高は1612億2900万円(前年同期比2.1%減)、営業利益は39億100万円(同4.5%増)、経常利益は36億600万円(同1.9%増)、中間利益は3億9200万円(同37.8%減)という減収減益となった。配当は期末1本で、1株19円(同1円増)の予定は変えなかった。
主力の人材派遣が、法改正を受けて派遣先への直接雇用を進めた結果、稼働者数が減少し、売り上げも764億5900万円(同8.8%減)と大きく減少した。委託・請負が484億5600万円(同4.1%増)、アウトソーシングが179億5700万円(同9.4%増)と伸びたものの、派遣の落ち込みをカバーしきれなかった。
通期見通しは売上高3440億円(前期比5.2%増)、営業利益110億円(同16.2%増)、当期純利益23億円(同16.4%増)の増収増益を見込んでいるが、上方修正は見送った。