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2020年1月 8日

現金給与が名目、実質ともマイナス 昨年11月毎勤統計速報

 厚生労働省が8日発表した毎月勤労統計の昨年11月速報値(従業員5人以上)によると、労働者1人あたり現金給与総額は28万4652円(前年同月比0.2%減)で3カ月ぶりのマイナスとなった。実質賃金指数(2015年=100)も87.7(同0.9%減)でマイナス。昨年は9月以外、実質賃金のマイナスが毎月続いている。

 基本給の所定内給与は同0.2%増だったが、残業代などの所定外給与が同1.9%減となり、10月からの最低賃金引き上げと働き方改革による残業規制がプラス・マイナス要因となり、ボーナスの特別給与が同3.9%減となったことがマイナスを決定付けた。

 月間総実労働時間は142.1時間(同3.6%減)で、12カ月連続の減少。月末の常用労働者数は5124.3万人(同2.2%増)で、パートタイム比率は31.53%(同0.31ポイント増)だった。

 

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