厚生労働省が26日発表した2019年毎月勤労統計調査の特別調査版によると、全国の常用労働者1~4人の小規模企業における、残業代などを含む現金給与額は19万7196円(前年比0.9%増)で、男女別では男性が26万7776円(同1.0%増)女性が14万4390円(同1.4%増)。賞与などの特別給与額は24万7634円(同5.1%増)となった。
毎月公表している同統計は常用労働者5人以上の企業が対象で、同時期の現金給与額の26万5373円に比べ、26%程度少ない。現金給与額は2年ぶりの増加、特別給与は9年連続の増加となった。
1日の実労働時間は6.9時間で前年より0.1時間減少し、初めて7時間台を切った。また、5人以上企業の7.7時間より0.8時間短い。
調査は全国の小規模企業2万2113社に対して、今年7月時点の給与、または18年8月からの年間給与などを調査、1万9551社から有効回答を得た(回答率88.4%)。